サンドローネ・ダツィエーリ 【パードレはもういない】他1冊
サンドローネ・ダツィエーリ著 「パードレはもういない」
(上巻11/12 下巻11/14読了)
「パードレはそこにいる」三部作の完結編
前作で凄惨な事件に遭い、辞職した元捜査官コロンバは
田舎に引きこもっている。
弟と名乗るレオに連れ去られたダンテの行方も一向にわからないまま
15ヵ月が過ぎ、ある夜、コロンバの敷地内で血まみれの青年トミーを発見する。
青年のしぐさに、過去に捜査したパードレの影響が感じられた。
コロンバは、パードレの被害者であり、かつての相棒ダンテを再び探しはじめる。
(ハヤカワ文庫上巻より)
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これで、コロンバとダンテシリーズは終わってしまって、少し残念。
もう少しこの二人の知性と感性。勝ち目のない戦いを読んでみたいと思うのでした。
1作目から再読します。。。
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読み終わっていたもう1冊。
M.C.ビートン著 「メイフェアの不運な屋敷に幕は下り」
(11/8 読了)
「メイフェアの優しい悪女」「「メイフェアの不運な屋敷に幕は下り」の二編。
このシリーズもこの二編で最終話となります。
屋敷の常勤の八人の使用人たち。わずかな賃金で苦しい生活の中で家族のように団結して
いつかみんなで宿を買い独立しようとお金を貯めています。
誠実な働きぶりで借り手に信頼されてきた彼らは、宿屋を買えるまでもう少し。
実現しそうな今、本当に自分たちのやりたいことはなんなのだろうと?
そして彼らが出した結論とは・・・
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「メイフェアの優しい悪女」のほうは
エミリー・グッデナフ嬢と叔父のベンジャミンが屋敷を借ります。
じつはこの二人、もと使用人で、亡くなった主人の莫大な遺産を相続し、社交界に
入り込みます。美しいエミリーは素敵な結婚を夢見てます。
訪ねてきた伯爵に憧れをいだき、使用人たちは、エミリーを横柄な締まり屋と思い込み
屋敷から追い出そうとします。。。。。
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「メイフェアの不運な屋敷に幕は下り」のほうは
屋敷の持ち主べラム公爵が帰国して、驚くほど美しいジェニー嬢と出会います。
ハンサムで傲慢な公爵と、美しさを鼻にかけていたジェニーは、初対面で大げんかをします。
ところが、この二人ご近所に住むことになってしまいます。
公爵、ジェニーが八人の使用人たちとどうかかわって、この二人がどう変わっていくか
読んでいて楽しかった。
※ 使用人たちは、先に書いたようにそれぞれの結論を出します。。。。。
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