カミラ・レックバリ 【魔女】
カミラ・レックバリ著 エリカ&パトリック事件簿シリーズ 10作目「魔女」
(10/29 読了)
農場に住む4歳の少女が姿を消した。警察、近隣住民、難民と大規模な捜索が
はじまり、少女は森の奥まった場所の池で遺体で発見された。
30年前にも同じ農場に住んでいた4歳の少女ステラが行方不明になり、同じ森で
遺体で発見された事件がおきていた。
ステラ事件から30年の時が流れて、またしても類似した事件がおきた。
当時、13歳の少女二人が犯人とされたが、
未成年だったため逮捕されなかった容疑者の一人マリーは、最近女優として
撮影のため町に戻ったばかり。 (集英社文庫より)
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解説にも書いてありますが、
言葉も環境も違うものたちへの嫌悪感、恐怖、若者の「いじめ」
過去の事件から魔女狩りなど、読んでいて辛いところがありました。
が、いつものようにエリカが本を書くために過去の事件の取材、そして事件に巻き込まれる、
メルバリ署長の勝手な行動で大失敗を、など他にもいろいろ。。。。。
読み応えのある、「魔女」上下巻でした。
カミラ・レックバリ著の新シリーズが刊行されたようで、
いつになるのかわからないけれど、翻訳され、日本で刊行されるのが楽しみです。
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