カミラ・レックバリ 「氷姫」
北欧ミステリー、本当に面白い~というわけで
(え~、またなの~と言わないでね)
今回は カミラ・レックバリ著「氷姫」です。
「氷姫」 エリカ&パトリック事件簿
海辺の古い邸で凍った美しい女性の死体が見つかり、
小さな町を震撼させた。被害者が少女時代の親友でもあった
作家エリカは、幼馴染の刑事パトリックと共に捜査に関わることに。
20年以上疎遠だった親友の反省を辿ると、恐るべき素顔が覗く。
画家、漁師、富豪・・・・・・町の複雑な人間模様と風土に封印された
衝撃の過去が次々明らかになり、更に驚愕の・・・・・
(集英社文庫より)
*-*-*
読んでいてもなかなか犯人がわからず、誰なの??? なんです。
で、最後に犯人は誰かわかるんのですけどね。
特に面白いと感じたのは
登場する人々のさまざまな生き方がとてもよく描かれていることでした。
そして、エリカの妹アンナの夫のドメスティック・バイオレンス。
とってもチャーミングな老女(訪れた人にケーキを食べさせることが生きがい)
この小さな町での事件。そしてエリカのパトリックへの思い、
主体性のない妹への苛立ちなどのエリカの心情と・・・・
(一部解説から抜粋)
マンケルさんも面白いけど、
こちらのカミラさんのも 面白いです。
この「エリカ&パトリック事件簿」シリーズ
文庫本では、今のところ4作目まであります。
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